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斜線のなかみ

石鹸で顔をあらう

マーガレットズロースの歌に「ぼくの彼女はいつも石鹸で顔を洗う」という歌詞がある。

変な石鹸で全部洗ってるのにどうしていいにおいがするんだろう、みたいな歌詞。

私は子供の頃から肌がきれいと言われてきて、それは特別肌に気を使わなくても言われてきたことで、でも20を越えるとさすがにケアをしなければ保てなくなった。私は肌が荒れることを恐れた。

スキンケアに興味を持った私は見た目の可愛さと自然素材への安心感からLUSHの製品を使うようになった。

スクラブ入りクレイ洗顔はさっぱりしていて洗い上がりがよく肌が柔らかくなったような感じが気に入り、それから数年間使用を続けた。

その間ボディソープ、液体シャンプー、固形シャンプー、ボディバター、ボディパウダー、バスボムなど色々な製品を試した。バラエティ豊かな商品を選ぶのも楽しく市販のものに比べると値段も高い分効果を感じる事もできた。

しかしどうも私にはあのお店のキャピキャピ感や強烈な匂いが苦手で、それは数年利用しても変わらない感覚だった。

そこへ、正しい洗顔方法はよく泡立てた洗顔料をたっぷりのせ、手の平が肌につかないくらい優しくこすらず洗う、というのを耳にした。私は怖くなった。スクラブ入り洗顔料はいくら優しい素材を使っているといっても肌に負担をかけているのではないかと心配になった。若いうちはいい。例えばそれがダメージだったとして、年を取ってからどうなるか。

LUSHの一号店が日本にオープンしたのは1999年。その頃から使い続けている人がいるとしても13、4年。そもそも若い人向けのブランドだと思っていたし、私は卒業を決意した。

で、同じくらいの価格帯で店舗数の多いBODYSHOPの商品を使ってみることにした。近くのお店の店員さんに相談すると落ち着いたトーンで丁寧に接客してくれたので気を良くし、洗顔料とシャンプーとコンディショナーを購入した。

全部一番しっとりするものを選んだのだが、洗顔料は洗い上がりに少しつっぱる感じで、シャンプーは肌に合わず、ちょっと残念な結果だった。それでも顔の肌のトラブルは起きないし、コンディショナーの香りが好きだったから利用は続けた。シャンプーは行きつけの美容室でさらに高級なものを購入して使うようにした。(それはさすがに使い心地も仕上がりも良い)

私は毎月美容室に行きたい人間なのだけど、毎回カット+カラーもしくはカット+パーマなのでだいぶお金がかかる。そんなに安い店ではないし。(お気に入りの美容師さんについていって店舗を変えていたらどんどん値上がりしてしまった。笑)

しかし髪は痛むし肌もケアが追いつかない。美容にどんどんお金がかかる。かけなくては崩れる!という恐怖に駆られていた。

美容室、洗顔料、シャンプー、コンディショナー、その他化粧品。毎月バイト代の約半分が給料日直後に消える。それに気付いたとき私ははたと我に返った。

肌と髪を甘やかし過ぎだと思った。これでは年をとってより機能が落ちたとき大変なことになる、と。その場しのぎじゃなく、基礎的な力をつけたいと思った。

帰省したときにBODYSHOPの洗顔料を忘れてきたのをきっかけに、薬局でアレッポのオリーブ石鹸を買ってみた。ネットを使えばよく泡立つし、飾らない香りも嫌いじゃなかった。でも顔には今までほとんどできたことのない吹き出物がいくつかでき、体もかゆくなった。洗い方が足りない!とかすすぎが足りない!とか自分を叱咤しつつここ1ヶ月くらい使用を続けている。顔の洗い上がりの感じはしっとりしていて、冬場ならよかったのかも…

本当は髪も石鹸で洗って酢水で流したりとかしたいし美容室極力通わないようにしたい。でもそれは外に働きにいかなくてよくなったら試せるかな…そのくらい勇気いる。

今は額の真ん中の吹き出物が潰れて赤くなっているのが辛い。インドの人かよ。もう挫けそう。やっぱりお金かけなきゃダメなのかな。体はアトピー体質だからなんとかオーガニック石鹸と綿タオルでやっていきたいんだけど…泡立たないし、もー!という感じ。

はあもう夏が来るし。LUSHのこと少し悪く言ったけどボディパウダーは使用感も香りもとってもいいので今年も買うつもり。じとじと暑い季節もココナッツの香りのさらさら肌になれる。あれはオススメ。

全然詳しくないのに長々書いて気を悪くした方いたらすみません。あくまで個人の感想です。

お化粧も楽しいけどスキンケアの方が大事だと思う。と言いつつそろそろBBクリームだけでは隠しきれない毛穴やなんやらが気になるからファンデも勉強しないと。こういうお話できる友達ほしいな。